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大阪という地名から連想する物を尋ねると、必ず上位で名前が挙がる「たこ焼き」。言わずと知れたご当地グルメの定番で、ピーク時には大阪市内だけで5000軒の専門店があると噂されたほどのソウルフードです。専用の鉄板でクルクルと回しながら焼き上げられるたこ焼きは、中がしっとり、外はカリカリというイメージが強いのですが、大阪では外側も柔らかく仕上げられた物が好まれています。大きくカットされたたこに、アクセントとなるネギや紅ショウガが加えられた絶品は、食べ歩きやテイクアウトにも最適。大阪でもとびきりの実力店を一気にどうぞ。
大阪のご当地グルメ「たこ焼き」についてのコラム
たこ焼きの歴史
今では大阪のご当地グルメを代表する食べ物となった「たこ焼き」。出汁をたっぷりと入れた生地にタコを入れ、カリカリふわふわに焼き上げるたこ焼き。定番のソース味の他に、マヨネーズ、醤油、ポン酢、ねぎ、明太子などのトッピングをかけて楽しむことができる、アレンジ自在のご当地グルメです。
このたこ焼きは前身を経て現在の形になったと言われています。その前身の一つが、「ちょぼ焼き」です。こちらは大正時代に生まれた料理で、小麦粉を水で溶いたものにこんにゃくや紅ショウガ、じゃこえびなどを入れて丸く焼いた食べ物です。子供向けのおやつとして家庭で作られたり、お祭りや縁日での人気メニューでもあったそうです。
ちょぼ焼きが生まれた少し後には「ラヂオ焼き」が誕生します。こちらは出汁で溶いた小麦粉に、すじ肉やこんにゃくを入れて、丸く焼いたものをいいます。ちょぼ焼きより少し大きめのサイズで、現在のたこ焼きの形に近付いています。ちなみに、なぜラヂオ焼きという名前がついたのかというと、明治から大正時代にかけて「ハイカラ」の象徴であったラジオが由来であるといわれています。ラヂオ焼きは当時、ハイカラな食べ物だという認識だったと考えられます。
そして昭和10年、ラヂオ焼きの店であった「会津屋」の店主がお客さんの声を取り入れて、ラヂオ焼きにタコを入れるようになり、これが現在のたこ焼きにつながりました。
大阪人は「たこパ」が大好き!?
「たこパ」と聞いて、テンションが上がるあなたは大阪人!意味が分からないという方は大阪以外の出身の方ではないでしょうか。たこパとは、「たこ焼きパーティー」の略語です。大阪の家庭には、たこ焼き器が一家に一台あると言っても過言ではないくらい、たこ焼きを家庭で食べることが浸透しているのです。家族でもたこパ、友人ともたこパ、家飲みでもたこパ。大阪人はたこパが大好きなのです!自宅でたこ焼きを作る一番の楽しみは、好きな具材でたこ焼きを作れることです。タコの他にウインナーやイカ、餅、チーズなどを入れることが多いようです。
本場のたこ焼きを自宅でも
大阪のたこ焼きを食べてみたいけど、なかなか訪れる機会がないという方には、お取り寄せがおすすめです!