横浜は文明開化で居留外国人によって洋食文化がいち早く入ってきました。また、外国人に通訳として中国人が呼ばれたことで後に中華街が生まれ、今では横浜の名物グルメになっています。文化の影響を大きく受けた横浜のグルメは、日本人好みに合わせた独自の発祥料理が多い事も特徴的です。
横浜で食べる発祥・王道!横浜名物グルメの人気店!
横浜名物グルメを楽しみたい方は「発祥グルメ」「王道グルメ」のお店がオススメです。意外と横浜に住んでいる人でさえ知らない横浜発祥のグルメも沢山あります。代表的な発祥料理は「ナポリタン」「家系ラーメン」「サンマーメン」「牛鍋」ですが、その他にも「食パン」「シーフードドリア」「プリンアラモード」などがあります。
そして西洋文化の影響が大きい横浜は、カツレツやハンバーグなど日本人の舌にあう洋食料理の名店が数多く存在しております。自分の好みにあうお店を探すのも横浜グルメの楽しみ方の一つです。
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ザ・カフェ
1927年創業と、横浜で屈指の歴史を持つホテルニューグランド。この中にある「ザ・カフェ」は、「ナポリタン」「シーフードドリア」「プリンアラモード」発祥のお店として知られます。これらの料理は、現在も当時の状態を色濃く残したまま提供されており、大人気メニューとして君臨しています。
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太田なわのれん
創業明治元年、横浜名物・牛鍋の元祖が「太田なわのれん」です。サシの入った牛肉を一口大のぶつ切りにし、特製の鉄板の上に並べ、味噌で煮込んで食べるスタイルは脈々と受け継がれたこのお店の伝統。歴史を感じさせる店内の雰囲気や、調度品にも高い評価が集まっています。
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荒井屋 本店
120年の歴史を誇る「荒井屋 本店」も、横浜の牛鍋文化を語る上で外せません。甘辛い割下で煮込む、すき焼き的なスタイルで提供される牛鍋には、一頭買いした特選銘柄牛が使われます。戦後間もなく再建された本店には、65年にわたり時を刻み続けた柱時計が今も残され、ノスタルジックな気分で食事を楽しめます。
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じゃのめや
小さな屋台をルーツに持つ「じゃのめや」は、約120年間、横浜の様々な歴史を見守ってきた重鎮的存在。当時と変わらぬ味を守り続ける「牛鍋」と「しゃぶしゃぶ」は、明治時代から一貫して肉の上質さが追及され続けており、期待と信頼を裏切らない確かなクオリティを令和に伝えています。
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聘珍樓(へいちんろう)
横浜中華街の象徴でもある聘珍樓は、明治17年に創業した、現存する日本最古の中国料理店です。北京ダックやフカヒレの姿煮込みなど、中華を代表する豪華絢爛なメニューが並びます。お店が名物として用意するのが、中国伝統医学のセオリーで作られる薬膳料理。「薬食同源」の伝道師としても一目置かれています。
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勝烈庵
開国によってもたらされた洋食文化にいち早く目を付け、欧米風のカツレツを日本人の味覚に合うように作り変えた勝烈庵は、横浜では知らない人がいないほど定番の専門店。2日間の煮込みと1日の熟成を経て作られる秘伝のソースを付けて食べるとんかつは、かの棟方志功も愛した由緒ある逸品です。
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家系総本山 吉村家
「家系総本山 吉村家」は横浜発祥・家系ラーメンの起源であり、このお店の前で行列を見ない日はありません。コクが深い醤油豚骨ラーメンが代名詞で、海苔とチャーシュー、ほうれん草が定番のトッピング。ラーメンを愛する方なら一度は足を運ぶべき、聖地とも言える存在です。
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玉泉亭(ぎょくせんてい)
横浜発祥のご当地ラーメンとして今や全国区に躍り出たサンマーメン。その発祥とされるのが玉泉亭(ぎょくせんてい)です。細麺を覆い尽くしてしまうほどの野菜は、とろみがかった醤油ベースの餡でとじられており、最後の一口までアツアツの状態を逃さずに食べ切れるように工夫されています。
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洋食キムラ 野毛店
横浜を代表する洋食店の一つ「洋食キムラ 野毛店」の名物が「ハンバーグ」。ホタテ貝の形をしたコキーユ皿でアツアツに煮込まれ、キッチンを出る直前に生卵を落としてサービスされます。口の中でホロホロと溶けるほどに柔らかな食感は、ここでしか食べられないと言っても過言ではない独特の味わいです。
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センターグリル
懐かしさを感じるステンレス製の容器がトレードマークの「センターグリル」。ふわとろの卵にデミグラスソースたっぷりの「オムライス」、太麺を使い、モチモチの食感を楽しめる「ナポリタン」が二枚看板で、お土産用のオリジナルナポリタンソースやスナックが販売されるほど、横浜では定番の洋食店です。
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グリル・エス
横浜で特に歴史を感じられるエリア、馬車道にお店を構えて60年以上の老舗洋食店です。「グリル・エス」の名物「オムライス」は、ハムや海老などが含まれるケチャップライスを、柔らかい卵で包んで仕上げた昔ながらのスタイル。ボリュームも満点で、庶民にも優しいお店です。
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バー・シーガーディアン Ⅱ
ホテルニューグランド内にある正統派バーの「シーガーディアンⅡ」。サヴォイ・カクテルブックにも掲載された「ヨコハマ」は、港の夕焼けをイメージしたオレンジ色のカクテルで、シェリーを代用して作る「マティーニ」と共に人気です。重厚で高級感ある素敵な店内は、横浜の紳士淑女からも愛されています。
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ウチキパン
オシャレな横浜・元町には、「ウチキパン」の袋を持ち歩く人々が後を絶ちません。こちらは130年以上の歴史を持つ食パン発祥のベーカリー。日本のパン文化を育んだとも言える有名店で、地元民にとって無くてはならない存在であり続けており、店内には焼き立てのパンが芳ばしい香りとともに所狭しと並びます。
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崎陽軒本店 嘉宮
横浜名物の代表格「シウマイ」。シウマイ弁当でもお馴染みの「崎陽軒 嘉宮」は、高級感のある中華レストランで、広東料理をベースにした日本人の味覚に合う料理を提供しています。要予約の特別料理として、「月の輪熊の手の煮物」や「仔豚の丸焼き」など、あまりお目にかかれない珍味も味わえます。
王道だけじゃない!横浜で訪れたい人気店!
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福田フライ
庶民の町である野毛のイメージそのままに、味のあるカウンター席で名物のフライを提供する「福田フライ」。旬の食材を使ったフライを1枚から注文できるため、お一人様にも支持される人気店です。ニンニクのインパクトが絶大な辛めのソースが特徴的で、お酒が進む味付けに仕上げられています。
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ウインドジャマー
帆船をイメージした内装と、連日開催されるジャズの生演奏。これぞ横浜という雰囲気を醸し出す「ウインドジャマー」は、2,000種類以上のカクテルと、サクサク食感のホームメイド・ピザが看板商品です。ラムベースのカクテル「ジャック・ター」は、こちらのバーが発祥と言われています。
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利久庵
横浜出身の有名タレント出川哲朗さんの親族が経営する蕎麦店です。風味、味、のどごしの3拍子が揃った十勝産の蕎麦粉使用の蕎麦を、香り豊かな利尻昆布ベースのだしにつけて食べられるのが「利休庵」の特徴。昭和の風情が残された店内で、自慢の一品料理の数々と共に食べられます。
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萬珍樓 本店
中華街の黎明期から横浜の歴史に寄り添い続けている「萬珍樓 本店」。国産の食材を使用し、化学調味料を一切使わないというこだわりを持ち、華やかな中国広東料理に昇華させています。宮殿を連想させるような豪華な内装も格式を引き立てており、特別なディナーの会場に選ばれることも多い人気店です。
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菜香新館
30年の歴史を持つ「菜香新館」は、広東料理を扱う人気店の一つです。本場香港から招いた厨師(調理師)が手掛ける品々を、本格的な名菜から飲茶まで幅広く注文できます。重厚な円卓が備えられた個室のほか、大小宴会場も備えられているため、祝事で使われることもあります。
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謝甜記 貮号店
中華街の朝を支える「謝甜記 貮号店」。中国本場の味を日本に伝えるお粥の専門店で、近隣の中華料理店で働く調理師も通い詰めるほどの完成度を誇ります。生米や乾燥牡蠣・貝柱、鶏を毎日4時間煮込んで作られるため、あっさりしていながらも濃厚なコクを感じられ、付属するパンと一緒に頬張れます。
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景徳鎮
「景徳鎮」は、横浜中華街でも珍しい四川料理の専門店で、四川唐辛子や中国花山椒を生かした、辛さの奥に潜む独特の旨味を楽しめる人気のお店です。看板料理は何と言っても「麻婆豆腐」。麻婆豆腐を扱う全国の有名店だけを紹介する大全集の中で、堂々とトップページを飾るほど、通からも高く評価されています。
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山東 2号店
中国家庭料理を扱う「山東 2号店」。山東省出身のママが作る料理が評判で、決して派手とは言えない素朴な雰囲気でありながら行列が絶えません。中でも、特製のココナッツダレをかけて食べる「水餃子」が名物で、一度食べるとヤミツキになると評判。2015年のミシュランガイドでは、ビブグルマンにも選ばれています。
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謝甜記
中華街のメインストリートからは少し外れた場所にある「謝甜記」ですが、横浜での知名度は抜群の人気店です。ベースとなる名物の中華粥には、好みや気分にマッチするトッピングを20種類以上から選択可能。定番の海老や鶏肉だけではなく、鮑など高級食材の旨味もそのままに楽しむことができます。
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京華樓
2004年創業と中華街の中では新しいお店ですが、その実力は四川料理協会からも認められており、社長が顧問に就任しているほど。現場に立つシェフは全員が四川省出身で、15年間のキャリアを持つ実力者ばかりです。本格派の四川麻婆豆腐が名物で、料理の基礎となる豆板醤には現地の特上品だけを使用しています。
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重慶飯店
昭和34年に創業した四川料理の老舗・重慶飯店。クラシックで落ち着きのある店内で味わえるのは、人気ナンバーワンメニューの「麻婆豆腐」をはじめとする本格中華の数々です。レトルト食品の販売で全国的な知名度を確保した重慶飯店ですが、本物の味には横浜中華街で巡り会えます。
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横浜中華街 梅蘭 金閣
野菜たっぷりの餡をかた焼きそばで覆った名物の「梅蘭焼きそば」があまりにも有名な梅蘭。横浜中華街にある本店では「フカヒレの姿煮」なども味わうことができ、多くのファンを虜にしています。極力、油通しをしないというヘルシーな理念を掲げ、素材の味を楽しめる新感覚中華を提供する人気店です。
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江戸清
中華街の食べ歩き名物といえば「豚まん」ですが、その第一人者が「江戸清」です。店頭に設置された蒸籠には常に蒸したての豚まんが並び、熱々で頬張れるようスタンバイOK。大人の手のひらよりも大きいことも特徴の一つで、野菜の旨味まで溶け込んだ肉の餡と、ほんのり甘くふんわりした生地の相性が絶妙です。
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支那そばや
佐野実さんが創業した「支那そばや」の本店は、横浜市の戸塚にあります。提供される醤油ラーメンはまさしく王道といった佇まい。ストレートの細麺に、だしの旨味が引き立つスープが合わさり、チャーシューにメンマ、海苔、ネギといったトッピングが、真っ白な丼の上に浮かびます。
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野毛おでん
創業から100年以上にわたり、横浜に住む庶民の胃袋を支えてきた「野毛おでん」。濃い目に見えるだしながら、程よく上品な味付けに止められており、お昼に提供される「おでん定食」もリーズナブルでお腹いっぱいになると大人気です。旬の魚にもこだわりを持ち、「まぐろの刺身」や「ぶり大根」でも楽しませてくれます。
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横濱元町 霧笛楼
この街でフレンチの殿堂といえば「横濱元町 霧笛楼」です。1981年創業の名店が掲げるテーマが「和魂洋才」と「温故知新」。日本らしい四季折々の素材を華やかに用い、伝統的なフレンチに昇華させています。地産地消の哲学は食器選びにも適用され、横浜ブランドの個性豊かな絵皿も、美しい料理に花を添える存在です。
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もつしげ 野毛小路
野毛小路にある「もつしげ」の名物はもつの塩煮込み。シンプルな味付けですが、特有のクセがなく、もつの旨味だけを噛み締められると評判を集めています。大鍋を使って常に煮込まれているため、店内に入った瞬間から幸せな香りに包まれる、庶民的でありながら食べログ評価3.61の人気店です。
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ばかなべ 浜幸
「馬鹿鍋」という強烈なネーミングの名物を持つ野毛の「ばか鍋 浜幸」。この正体は、馬肉と鹿肉を半々に分け、すき焼きのようにして食べるという「馬と鹿」の鍋です。大衆的なお値段でありながら貴重な料理が多く、馬刺しのほか、分厚い馬ヒレ肉のレアステーキなど、鮮度と質がモノを言う料理もメニューに加えています。
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里葉亭 (りばてい)
横浜のみならず、関東でもトップレベルの焼き鳥屋としてその名を知らしめている「里葉亭」。メニューはおまかせのみ、ストップと言うまで出続けることが特徴的で、「〇〇本まで」と予め指定することもできます。素材、焼き具合、味付けの塩梅という三位一体が抜群で、特に名物の白レバーとフライライスは必食です。
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野毛末広
開店直後から満席になることも多い「野毛末広」。1953年創業で、当時のままのメニュー札が残されるなど風情を感じられます。食べログでは焼き鳥部門の百名店に選出された経歴を持つほど料理の評価も高く、名物の「レバ」や「ねぎ肉」などを通じて、店主の経験と繊細な技術を感じられるお店です。
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焼き鳥 若竹
1952年の創業から「焼き鳥 若竹」がこだわっているのは、焼き台の上に鶏以外を載せないこと。風味が移ることを防ぐため、鶏以外の肉や海産物を焼かないという流儀は、今も厳格に守られています。ニンニクや唐辛子を混ぜた味噌を付けて食べることが推奨されており、他にはない個性を感じられる人気店です。
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地葉
地元の有力店で研鑽を積み、馬車道で独立を果たした店主が切り盛りする「地葉」は、焼き鳥店の印象とはかけ離れた、高級感ある厳かな雰囲気が特徴的。おまかせ形式で届けられる焼き鳥は、客の飲み物や会話の中身を見極めて最良の品を選んでいるそうで、店主の人柄と経験に裏打ちされた接客術にも注目です。
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伸喜
看板も無く、隠れ家のように営業している「伸喜」ですが、名物の「皮」を求めて焼き鳥好きが連日のように集結しています。嫌な弾力を感じずに、トロっと消えてしまうような皮には塩・タレどちらも相性抜群。食べログ百名店に選出される決め手にもなった逸品を食べずして、横浜の焼き鳥は語れません。
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小半 (こなから)
野毛のふもとにある「小半(こなから)」の名物は、鯵を短冊状の刺身にした「しこさし」。新鮮でプリプリした食感を楽しめます。他にも、くじらを使ったフライや串カツ、マグロのほほ肉や頭肉を使った希少な料理が盛り沢山。通が好む頭肉には大トロ並みの脂が乗り、濃厚な味と柔らかな舌触りが印象に残ります。
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大滝
超行列店を多数輩出しているヤザワミートのお肉を使用している「大滝」は、A5ランクの最高級黒毛和牛を心行くまで味わえる焼肉店です。シャトーブリアンなどの希少部位も魅力的ですが、最大の名物は「ハンビビ」。石焼ビビンバに生のハンバーグが乗り、余熱で軽く火を通した半生の状態でご飯と混ぜて食べられます。
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ベイブルーイング 関内本店
横浜市・戸塚の工場から直送される地ビールを、新鮮なままで提供している「ベイブルーイング」。オールドな横浜を連想させるカウンター席と、グッズ化もされているカモメのインテリアが目印です。クラフトビールは14のタップから注がれ、チェコ産の最上級ザーツホップを使用した「ベイピルスナー」を自信作に挙げています。
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驛の食卓
「横浜ビール」を製造するメーカー直営のレストランが「驛の食卓」です。代表作の「横浜ラガー」など5種類の地ビールと、季節のフルーツを使ったビアカクテルなどを味わえます。ピクルスや餃子、ソーセージなどお酒に合う料理も充実し、多くの食材を横浜産で取り揃えることにもこだわっています。
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Bihotza
本場で修業を重ねたオーナーシェフが腕を振るう「Bihotza」では、バスク地方の郷土料理とワインのマリアージュに触れられます。名物は、現地の味をそのまま再現した「イカの墨煮」。丸ごと煮込まれたプリプリした感触と、特有の深みを持つ味わいに惚れ込んだリピーターが多く、繁盛しています。
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大木のハムとソーセージ
ぱっと見は町に溶け込む普通の精肉店ですが、実は日本で初めて西洋式のソーセージを販売した由緒あるお店が「大木のハムとソーセージ」。現在は自家製ベーコンやローストビーフ、ロースハムも人気です。名物のコンビーフは、普段目にする缶詰の物とは見た目も味も全く違い、驚きと感動を与えてくれます。